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漆器のお手入れ方法

漆器のお手入れ方法

漆器というと、手入れが難しいとよく言われるのですが、決してそんなことはありません。 漆器独特の性質として、極度の乾燥や湿気、急激な温度変化を嫌うこと、また木という材質的に他の製品より柔らかいことが挙げられます。
このことを念頭に入れて頂き、日々のお手入れをして頂ければ、漆器は長年お使いいただくことによって、美しい光沢が生まれ非常に味わい深いものになってくるものです。

こちらでは漆器のお手入れ方法をご紹介いたします。
正しいお手入れ方法をご理解頂き、漆器を長年ご愛用ください。

  1. 器を誤ってご使用頂いた場合は、商品を破損したり、けがをしたりする場合もございますので、商品本来の用途、使用目的に沿って正しくお使いください。
  2. 直火、電子レンジ、オーブン等でのご使用はしないでください。
  3. お椀やカップなどに、熱いものを入れていただいても結構です。
    熱いものを入れても大丈夫 ただし、沸騰したてのものなど、非常に高温のものは入れないで下さい。入れた場合は、塗りが白く変色してしまうことがあり、これは残念ながら元にはもどりません。
    すぐに飲める程度の熱さなら大丈夫ですが、気になる場合は、一度ぬるま湯に通してから入れると、急激な温度変化が避けられます。
  4. 漆器に割れやひびが入った場合は、お早めに新しい漆器への交換をお勧めします。
    場合によっては塗り直しや修復が可能な場合もございますので、当店か最寄の漆器専門店にご相談してください。
  5. 低温度でのご使用は問題ありませんが、冷蔵庫に入れてのご使用した場合、漆器を乾燥させるため、ひびなどが発生する場合があるのでご注意ください。
  6. 漆器を水につけたまま、あるいは水分のあるものを入れたまま、長い間放置しないでで下さい。
  7. 漆は元々強い塗りなので、お酢や油ものを入れて頂いても、問題ありません。
    但し、保存用として入れたままお使いになることはお薦めしません。
  1. 台所用中性洗剤を使って、やわらかいスポンジで洗って頂いて結構です。
  2. なるべく、長時間、水につけておかない方が良いです。
  3. 漆は陶器などと比べるて柔らかい材質ですから、洗うときはできれば陶器などとは別にして洗ってください。
  4. 洗い終わったら、自然に乾かすよりも布巾で拭くほうが漆が長持ちします。
  5. 蒔絵などのついた高価なものだけは、少し注意して洗いましょう。
    ガーゼの布などでやさしく洗って、拭き取りもやわらかい布巾で行ってください。
  6. 漆器はやわらかい布で拭き取って下さい
  7. 水気を拭き取る際、特に重箱の角やお椀の底など、水がたまりやすいところは特に 気をつけて拭いて頂くと良いです。
  8. 食器洗浄機、乾燥機の使用は避けてください。
    洗浄機は洗剤が非常に強いので塗りにはよくありませんし、乾燥機は素材を変形させてしまうことがあります。 現在では、食器洗浄機対応をうたった漆器もありますが、やはり使って頂かない方が無難だと思いますので、当店ではあまりお薦めしておりません。
  1. 紫外線は漆塗りの塗膜によくないので、直射日光の当たらない食器棚に収納してください。
  2. 重ねて収納して傷や衝撃が気になる場合は、漆器と漆器の間に布や紙などをはさんでください。
  3. 漆器は極端な乾燥を嫌がるので、長く使わない場合は、食器棚に少し水の入ったコップなどを置いて、乾燥しないようにしましょう。

本来は、ずっとしまっておくことよりも、日々の生活の中で使って頂ければ、乾燥も免れますし、漆器にとっても喜ばしい事と思います。お使いになることが最も適した保管方法ともいえます。

スペースをとらずに保管するのには、入れ子構造のお椀やお重箱がおすすめです。

入れ子の漆器はこちら

1.漆器は電子レンジで使用できますか?

電子レンジでの漆器のご使用はできません。
最近は、特殊な樹脂と塗料を使った業務用の漆器で (もちろん、木製漆塗りではありません)、電子レンジ対応のものもでていますが、家庭用の漆器では少ないですし、質感としてはかなりチープな印象になってしまいますので、弊社ではお取り扱いしていません。

この他、直火やオーブンはやはりNGです。

2.冷蔵庫に入れても大丈夫?

通常の冷蔵程度の低温では、冷蔵庫に入れて頂いてもOKです。
ただ、冷蔵庫の中は極度に乾燥していることがあるので、乾燥には注意が必要です。

また、漆器を保存用に使うときは、入れて頂く食材に水分がある場合、水分がずっと付着している状態になりますので、塗りにはあまりよくありません。

例えば、漆器の盛鉢にサラダを盛り付けて、食事が始まるまで冷蔵庫に入れておく、といった扱いは、全く問題ありません。

サラダの盛り付けにおすすめの漆器はこちら

3.お酢や油ものを盛り付けても大丈夫?

元々、漆は酸にもアルカリにも強い性質を持っており、酢のものを盛り付けても全く問題ありません。

同様に油ものも問題ないですが、油で揚げたものをすぐに漆器に盛ると、食材に付いた油が高温のため、 漆器の色が変わってしまうことがあります。
1度揚げたものを紙の上などに置いて油を吸わせてから、 漆器に盛り付ける、といったような扱いが良いと思います。 (普通は、漆器でなくてもそうしますよね)

4.漆器の鉢にスープなどの汁ものを入れてもいいの?

これも意外とよく聞かれる質問です。
基本的に、形状が違うだけで、汁椀も鉢も作りは一緒なので、スープなどを入れて頂いてももちろん問題ありません。

熱いものでも、沸騰したてではなく、食べれる程度の熱さのものなら、 まず大丈夫です。
もし、例えば大事な漆器の器で気になる場合は、 盛り付ける前に、先にぬるま湯を入れておいて、その後お汁物を入れると、急激な温度変化が避けられ、 漆器にも負担がかかりません。(何事も、急激な変化はだめということです)

漆器というと、扱いに制限があるように思われる方が多いのですが、基本的にはあまり気を使って頂かなくてもOKです。
強いていうなら、極度に乾燥させない、長時間水につけない、極端に高温のものを入れない(沸騰したての汁物など)、などを注意頂ければ大丈夫かと思います。

是非とも、恐れずに日常生活で漆器をもっと使った頂けたら、思います。

スープなどを入れるのにもおすすめの漆器はこちら

漆のかぶれについて

塗ってまだ日が浅く、またお客様の体質的なことにより、ごくまれに漆でかぶれることがあります。
弊社では、そのあたりを十分に考慮して漆器を販売しておりますが、万一、異常を感じたときは、ご使用を控えていただき専門医にご相談ください。

漆の臭いについて

漆塗りの商品は通常箱に入れて保管・販売しますので、その間に漆の匂いがこもってしまい、ご購入いただいたときに気になる場合がございます。
特に、すぐに匂いが抜ける即効薬はないのですが、一度ぬるま湯などで洗っていただき、風通しの良い(直射日光の当たらない)ところに置いておくと、早く匂いを抜くことができます。

風通しの良い所に置いて匂い抜き

漆の匂いは、害になるものではもちろんありませんし、使っていただく間に自然となくなっていくものです。
ただし、箱の中にずっとしまっておくと、匂いはこもってなかなか抜けませんので、やはり使って頂くことが一番です。

おすすめ商品一覧

  • 汁椀・大椀・ご飯椀
  • 蓋付きのお椀(吸物椀・雑煮椀)
  • 重箱・屠蘇器
  • 手鏡・ハンドミラー・コンパクトミラー
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  • お皿・銘々皿
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